宿のミカタプロジェクト新年のご挨拶

波乱の2020年から新年を迎えて

昨年、実父が他界しましたゆえ、喪中につき、年賀のご挨拶を控えております。ご理解のほどお願い申し上げます。

実父の他界、そして新型コロナウイルスによるパンデミックーー。

祝い事も殺生(私の場合は釣り)も控えておりましたが、正月明けから再開しようとしていた矢先の首都圏における緊急事態宣言の発令。

サービス産業への打撃、それに伴う第一次産業への影響を考えると、日本は、世界はどうなってしまうのか、人類はどこへ向かおうとしているのでしょう。

さて、年末から年始にかけて、NHKとBBCが共同で撮影・制作した『ブルー・プラネット』のアーカイブ放送を視ておりました。
世界中の海洋で起こる自然現象、生き物の生態を最高の撮影機材と技術でとらえた名作だと思います。
全6篇の放送だと記憶しているのですが、各篇の最後にはそれぞれ、メッセージが残されています。
マイクロプラスチックの影響で苦しみながら死んでいく鯨や海亀、温暖化により休息場所である流氷が少なくなり死んでいくトドの子供など、人類が犯した罪により失われる命の尊さを訴えています。

一方で、様々な困難を乗り越える生物たちの能力も描いています。
弱肉強食、食物連鎖によって起こる生死をかけた日々が見事に描かれていて、とても勇気をもらいました。

いま、人類はコロナ禍による世界的な大騒動に翻弄されています。ひょっとすると、地球の再生本能が動き出しているのかもしれません。
今年は自らの道を見つめ直す年にします。

まさに、甦りの年にしたい。。。
そして、新たな道に向けて勇気を持って歩き出したいと思います。
引き続き、お付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます

2021年1月吉日 宿のミカタプロジェクト代表 永本浩司